外壁塗装の時期は何年ごと?向く季節と泉州の塩害の注意点

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21〜32分
2階建ての戸建て住宅の外観(イメージ)

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外壁塗装の時期は、前回使った塗料の耐用年数で決まり、シリコン系の塗料なら10〜15年が一般的な目安とされています。ただし年数は目安で、つやの低下や手に付く白い粉といった「塗り替えサイン」が出ているかどうかもあわせて見ることが大切です。この記事では、塗料メーカーと気象庁・大阪府の公開情報をもとに、何年ごとに塗り替えるか、大阪で塗装に向く季節、泉州の海沿いで気をつけたい塩害と台風シーズンの注意点をまとめました(2026年10月6日確認)。

訪問営業に塗り替えをすすめられても、その場で決める必要はありません。ここで紹介する目安とサインを自分の家で確かめてから、複数の業者に見積もりを頼んでください。

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赤い外壁材と白い窓枠(イメージ)

泉州の外壁塗装は何年ごと?目安は塗料で5〜20年、シリコン系なら10〜15年

塗料メーカーのエスケー化研は、塗料の種類ごとの期待耐用年数を次のように「一般的には言われています」と紹介しています。期待耐用年数とは、塗膜(塗料が乾いてできた膜)が外壁を守る働きを期待できなくなると予想される目安の時期のことです。

塗料の種類期待耐用年数(一般的に言われる目安)
アクリル5〜8年
ウレタン8〜10年
シリコン10〜15年
ふっ素15〜20年

同社は、アクリル、ウレタン、シリコン、ふっ素の順に耐候性(雨や紫外線への強さ)と耐久性が高くなるとしています。つまり「10年ごと」という決まりがあるわけではなく、前回どの塗料で塗ったかによって次の時期が変わります。

日本ペイントは、塗膜の見た目が変わり始める時期(外観変化時期)から期待耐用年数までの期間を、塗り替えに適した「塗り替え目安」としています。耐用年数ぎりぎりまで待つのではなく、見た目の変化が出てきた段階で計画を始めるという考え方です。前回の工事の契約書や保証書が残っていれば、塗料名を確かめておくと時期の見当がつけやすくなります。

図面の上の家の模型と虫眼鏡(イメージ)

泉州の家で塗り替えを考えるサインは、つやの低下と手に付く白い粉

年数とあわせて見たいのが外壁の状態です。日本ペイントは、光沢がなくなり、汚れや変色・退色(色あせ)が目立ってきたときを塗り替えを検討するタイミングとしています。そのとき塗装面に手のひらを当てると、塗膜の劣化で生じた白っぽい粉が付くことがあり、これを塗り替えサインと捉えられるとしています。この現象をチョーキング(白亜化)と呼びます。

関西ペイントは、外壁の劣化としてひび割れ(クラック)のほか、さび、チョーキング、塗膜の剥がれ、タイルの浮きなどを挙げ、気候や建物の立地条件によって想定よりも早く発生・進行すると説明しています。

  • つやが消えた、色があせた:検討を始める段階です
  • 手のひらに白い粉が付く:チョーキングで、塗り替えサインとされます
  • ひび割れ、剥がれ、膨れ、さび:塗膜の欠陥が出ている状態で、早めに点検を頼みたい段階です

日本ペイントは、サインが出たからといってすぐに塗り替えなければいけないわけではないとしつつ、放置すると割れや剥がれ、膨れなどの塗膜の欠陥に進み、さらに進むと建物自体が傷んで維持の費用がかなり増えるとしています。費用の目安は泉州・南大阪の外壁塗装の相場にまとめています。

海の上に広がる嵐の黒い雲(イメージ)

泉州の海沿いは塩害に注意|鉄部のさびと、塗装前の塩分の除去

大阪府が公表した高潮浸水想定(想定し得る最大規模の高潮による浸水の想定)では、泉州13市町のうち熊取町を除く12市町に浸水が想定される区域があります。府の資料は、大阪府が水深の浅い大阪湾に面し、沿岸部に標高の低い土地が広がっているとしています。

海の近くで気をつけたいのが塩害です。関西ペイントは、塩分は鋼材(鉄)の腐食を早め、海塩粒子(風で運ばれる海の塩の細かい粒)の付着による腐食は海岸からの距離と強い関係があると言われている、と説明しています。細かい粒子は遠くまで飛ばされて雨の当たらない場所に留まりやすく、海から離れた内陸でも台風などの強風で飛んでくることがあるとしています。

2018年の台風第21号では、田尻町の関空島(関西空港)で最大瞬間風速58.1メートルを気象庁が観測しました。海沿いの地区だけでなく、強い台風の後は軒下やベランダの裏側など、雨で洗い流されにくい場所の鉄部にさびが出ていないかを見ておくと安心です。

塗り替えのときの塩分の扱いについて、日本ペイントは海沿いの鉄骨の塗装で次の3点をポイントに挙げています。

  1. 塗装前に、付着した海塩をさびや劣化した塗膜と一緒に丁寧に除去する
  2. さびを防ぐ力の強いさび止め塗料(変性エポキシ樹脂さび止めペイント)を通常より厚めに塗る(例えば2回塗り)
  3. 耐候性に優れた上塗り塗料を選ぶ

海に近い家では、見積もりのときにベランダの手すりや鉄骨など鉄部の下地処理とさび止めの回数を聞いておくとよいでしょう。海沿いの市区町村の業者の公開情報は堺市西区の外壁塗装や岸和田市の外壁塗装のページにあります。

花の咲く庭のある戸建て住宅(イメージ)

泉州・南大阪で外壁塗装に向く季節は春と秋|気温5℃以上・湿度85%未満が条件

日本ペイントは、外壁や屋根の塗装は気温5℃以上、湿度85%未満の気象条件で可能としています。冬は朝方に気温が5℃を超えても壁が冷え切っているため早朝の塗装に向かず、夕方は結露しやすいので早めに作業を終えるとしています。夏の屋根は表面の温度が高く、塗料が速く乾いて仕上がりに影響するため、冬と夏は制約が多く、春と秋が塗装に向いた季節としています。

気象庁の観測地点「大阪」の平年値(1991〜2020年の平均)を見ると、この説明と合っています。

月日最低気温の平年値湿度の平年値降水量の平年値
1月3.0℃61%47.0mm
2月3.2℃60%60.5mm
4月10.9℃58%101.9mm
5月16.0℃61%136.5mm
6月20.3℃68%185.1mm
7月24.6℃70%174.4mm
10月16.0℃65%136.0mm
11月10.2℃64%72.5mm

1月と2月は日最低気温の平年値が5℃を下回り、冬の早朝は塗装に適さないという説明と重なります。梅雨の6月は降水量が185.1mmで最も多い月です。月平均の湿度はどの月も85%未満ですが、平均値なので、実際に作業できるかはその日の気温と湿度で決まります。冬や梅雨に工事を頼むときは、作業できない日の扱いと日程の見込みを契約前に確かめておくと安心です。

家の玄関の前に立つ人(イメージ)

泉州の台風シーズンは9月前後|工事の時期と「保険金が使える」勧誘に注意

気象庁の台風の平年値では、近畿地方への台風の接近数は年3.4個で、9月が1.1個と最も多く、8月と10月が0.7個です。秋は塗装に向いた季節ですが、9月前後は台風が近づきやすい時期でもあります。工事期間がこの時期に重なる場合は、強風が予想されるときの足場や養生シート(塗料の飛び散りを防ぐ覆い)の扱いを、契約前に業者へ聞いておきましょう。

台風の後は、勧誘にも注意が必要です。国民生活センターは、「保険金が使える」と勧誘する住宅修理サービスの相談が近年は近畿地方などでも増えており、事業者による勧誘・契約は10月前後の秋台風シーズンに増える傾向があるとしています。「台風で傷んでいるので今すぐ塗り替えを」と言われても、その場で契約せず、年数とサインを自分で確かめてから判断してください。

火災保険が使える範囲は外壁塗装に火災保険は使える?に、訪問営業の見分け方と泉州13市町の相談先は外壁塗装の訪問営業と悪徳業者の見分け方にまとめています。市町の補助の有無は泉州13市町の外壁塗装・屋根の補助金一覧で確かめられます。

【PR】見積もりを取る前に、直接依頼と一括見積もりの違い

外壁塗装は同じ工事内容でも業者によって見積額に差が出ます。1社だけで決めず、複数の業者から見積もりを取って比べることをおすすめします。上の業者一覧に直接連絡する方法と、一括見積もりサービスを使う方法の違いは次のとおりです。

業者に直接依頼一括見積もり(外壁塗装パートナーズ)
手間1社ずつ連絡し、現地調査の日程を各社と調整するウェブで申し込むと電話で相談内容の確認があり、紹介先が決まる
比較のしやすさ見積書の書き方が会社ごとに違い、並べて比べにくい複数社の見積もりを並べて比べられる
依頼先の探し方自分で業者を探して選ぶ自社で施工する塗装会社の中から複数社が紹介される(広告主の案内による)
  • サービス名: 外壁塗装パートナーズ(株式会社ソーラーパートナーズ運営)
  • 申込み: ウェブの見積もり依頼フォーム。申込み後に電話で相談内容の確認があります
  • 対象: 外壁塗装・屋根塗装。北海道の工事と海外在住の方は対象外。1世帯1回まで

複数の塗装店の見積もりを比べる

見積もりを比べるときの見方は業者選びのチェックリストにまとめています。

家の模型と虫眼鏡(イメージ)

よくある質問(泉州の外壁塗装の時期)

前回いつ、どの塗料で塗ったか分かりません。何を目安にすればよいですか?

塗料が分からないときは、外壁の状態で判断します。日本ペイントは、光沢がなくなり汚れや色あせが目立ってきたときを検討のタイミングとし、手のひらに白っぽい粉が付けば塗り替えサインと捉えられるとしています。ひび割れや剥がれが出ていれば、早めに点検を頼んでください。

冬に外壁塗装をしても大丈夫ですか?

日本ペイントは、気温5℃以上、湿度85%未満なら塗装できるとしています。冬の早朝は壁が冷え切っているため塗装に適さず、夕方は結露しやすいので早めに作業を終えるとしています。気象庁の大阪の平年値では1月と2月の日最低気温が5℃を下回るので、契約前に日程の見込みを確認してください。

海から離れた内陸の家でも塩害は気にしたほうがよいですか?

関西ペイントは、塩による腐食は海岸からの距離と強い関係があるとしつつ、細かい塩の粒子は遠くまで飛ばされ、内陸でも台風などの強風で飛んでくることがあると説明しています。強い台風の後は、軒下やベランダの裏側など雨の当たりにくい場所の鉄部にさびが出ていないか見ておくと安心です。

台風の後に「塗り替えが必要」と訪問営業に言われました。すぐ頼むべきですか?

その場で契約する必要はありません。国民生活センターは、保険金が使えると勧誘する住宅修理の契約が10月前後の秋台風シーズンに増える傾向があるとして注意を呼びかけています。まず年数と塗り替えサインを自分で確かめ、複数の業者から見積もりを取って比べてください。