屋根修理の費用は、工事の種類で桁が変わります。泉州に店舗がある屋根工事会社の公開価格では、瓦やスレートの部分的な差し替えは数万円から、屋根全体の葺き替え(古い屋根材をはがして新しくする工事)は100万円を超える金額が示されています。工事によっては、足場代が別にかかります。この記事では、当サイトが2026年10月17日に確認した南大阪の屋根工事会社と塗装店の公開価格・施工事例をもとに、瓦とスレートの工事別の目安を整理します。特定の業者をすすめるものではありません。
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泉州の屋根修理の相場は、カバー工法90万円から、葺き替えは100万円以上
忠岡町に店舗(泉北・泉南店)がある屋根工事会社A(本社は東京都)は、屋根全体の工事を大きく「塗装」「カバー工法」「葺き替え」に分けています。カバー工法は、今の屋根の上に新しい屋根材を重ねる工事です。会社Aは、建坪20坪・屋根面積約70㎡で諸経費を含む価格の幅を、次のように公開しています。
| 工事の種類 | 会社Aが示す価格の幅 |
|---|---|
| 屋根塗装 | 25万〜45万円 |
| カバー工法 | 90万〜120万円 |
| 葺き替え(瓦) | 130万〜165万円 |
| 葺き替え(スレート・石綿なし) | 130万〜165万円 |
| 葺き替え(スレート・石綿あり) | 165万〜190万円 |
| 葺き替え(土葺き瓦) | 190万〜220万円 |
この表には足場代が含まれていないと書かれています。工事日数の目安は、塗装が約3日、カバー工法が約1週間、葺き替えが約2週間です。石綿(アスベスト)を含む屋根材は、含まない場合より費用が3割近く高くなるとしています。土葺き瓦は、土を使って瓦を固定する工法の屋根です。会社Bは、関西には今も土葺きの家があり、築50年以上の家は土葺きの可能性が高いとしています。
岸和田市の屋根工事会社Bは、30坪(屋根約60㎡)の葺き替えの相場を110万〜220万円としています。元の屋根材別では、瓦屋根から金属屋根へが150万〜200万円、スレートからスレートへが100万〜150万円、スレートから金属屋根へが130万〜180万円です。会社Bは、屋根の傾斜や形、屋根材の種類、アスベストの有無などで費用が変わると書いています。

南大阪の瓦屋根は、漆喰や棟の補修なら数万〜数十万円
瓦屋根の修理には、瓦の差し替え、漆喰(瓦のすき間を埋める白い材料)の取り換え、棟(屋根のいちばん高い部分)の積み直しなどがあります。会社Aは、低価格でできる屋根修理の例として次の金額を挙げています。
| 瓦屋根の工事 | 会社Aが示す金額 |
|---|---|
| 瓦の部分差し替え | 5万〜10万円 |
| 漆喰の取り換え | 20万〜30万円 |
| 棟瓦の積み直し | 30万〜40万円 |
| ブルーシート掛け(屋根全般) | 5万円〜 |
実際の施工事例では、会社Bが泉大津市で台風被害の瓦屋根をコーキング(すき間を埋めるゴム状の材料)と漆喰で補修した工事が、工期1日・約7万円(税込)でした。古い漆喰をはがして詰め直し、コーキングを打ち替える費用と諸経費を含む金額です。家ごとに傷みの範囲が違うため、この金額がほかの家に当てはまるわけではありません。
塗装を考えている場合は、屋根材の種類を確かめてください。日本ペイントのスレート屋根用の塗料「ファインシリコンベスト」の製品ページでは、和瓦(いぶし瓦・釉薬瓦など)は「不適」とされています。また、建築基準法の告示基準が改正され(2022年1月1日施行)、瓦屋根の緊結方法(瓦を留める方法)が強化されました。古い瓦屋根を大きく直すときは、補修か、軽い屋根材への葺き替えかを業者に説明してもらうと判断しやすくなります。

泉州の塗装店の屋根塗装は、公開価格で税込15.8万〜54.8万円
泉州の塗装店3社が公開している屋根塗装の価格は次のとおりです。屋根材の種類の指定はなく、3社とも「一般的な」戸建てや屋根材を想定した価格として、税込で50〜60㎡・15.8万〜54.8万円の幅を示しています。
| 塗装店 | 屋根の面積 | 屋根塗装の価格 | 足場代(ページの記載) |
|---|---|---|---|
| 泉佐野市のC | 60㎡ | 17.8万〜49.8万円(税込19.6万〜54.8万円) | 外壁塗装以外のメニューには入っていない |
| 和泉市のD | 60㎡ | 17.8万〜37.8万円(税込) | 「その他のメニュー」には入っていない(屋根塗装を含むかは書かれていない) |
| 堺市のE | 50㎡まで | 15.8万〜34.8万円(税込) | 記載なし |
スレート(セメントを薄い板にした屋根材)を塗る場合は「縁切り」という作業があります。日本ペイントの用語解説によると、塗料がスレートの合わせ目をふさぐと雨水が逆流し、雨漏りの原因になりやすくなります。そのため塗膜に切れ目を入れるか、タスペーサーという部材を差し込んで水の通り道を残します。
棟の金属のカバー(棟板金)が浮いたときの修理について、会社Bは、釘の打ち直しとコーキングなら1.5万〜5万円程度(足場費用は別)、20mの棟板金交換なら税込15万4,000円〜27万5,000円(足場代は別途)としています。雨漏りを解消するのに防水シートの新設が要る場合は、カバー工法や葺き替えが必要になることもあると会社Bは書いています。会社Bが和泉市の築40年の家で行ったカバー工法は、工期10日・約140万円(税込)でした。金額には、屋根材(スーパーガルテクト)と棟包み・谷・板金・残材処分費が含まれると書かれています。

泉州では台風で最大瞬間風速58.1m、点検の訪問に注意
気象庁の速報によると、2018年9月の台風第21号では、田尻町の関空島(関西空港)で最大風速46.5メートル、最大瞬間風速58.1メートルを観測しました。泉州の屋根も、こうした強い風を受けることがあります。
台風の後に気をつけたいのが、突然の訪問による点検です。国民生活センターは、屋根工事の点検商法の相談事例として「「屋根瓦がずれているのが見えた」と来訪した業者」や、「近所で工事している」と言われて点検を頼んだらうそだった例を紹介しています。同センターのアドバイスには、突然訪問してきた業者に安易に点検させない、屋根工事はすぐに契約しない、保険金を利用できるという話に気をつける、などがあります。クーリング・オフ等ができる場合もあり、困ったときは消費者ホットライン「188」に相談できます。
火災保険の申請は契約者本人が行います。保険と修理の関係は外壁塗装に火災保険は使える?に、訪問営業の断り方は訪問営業の断り方と悪徳業者の見分け方にまとめています。

南大阪で屋根修理を頼むときは、足場代と工事の種類を確かめる
屋根の工事では、足場代が大きな割合を占めます。会社Bは足場代の相場を15万〜25万円程度とし、釘打ちの補修が3万円程度でも、足場が加わると総額で20万円以上になることも少なくないと書いています。堺市中区の塗装店Fも、外壁と屋根を別々に工事すると、そのたびに足場代(一般的に15万〜25万円前後)がかかると案内しています。外壁の塗り替えが近いなら、屋根の工事を同じ時期にすると足場を一度で済ませられます。外壁の費用は外壁塗装の相場をご覧ください。
見積もりを比べるときは、次の点を確かめてください。
- 工事の種類(部分補修・塗装・カバー工法・葺き替え)と、それを選ぶ理由
- 屋根の面積(㎡)と屋根材の種類。スレートなら石綿を含むかどうか
- 足場代が入っているか、別か
- 撤去した屋根材の処分費や諸経費が入っているか
- 税込か税抜か
住宅リフォーム・紛争処理支援センターは、複数の事業者から見積もりをとると工事範囲や工事内容の相場なども見えてくると案内しています。「○○一式」など中身が分からない項目は、詳しい明細を求めるようすすめています。項目ごとの見方は外壁塗装の見積書の見方が参考になります。
補助金を使うなら、工事の前に条件を確かめます。泉佐野市の住宅リフォーム助成(令和8年度)は、市内の施工業者を使うリフォームの工事費の10%(最大10万円)を助成する制度で、交付決定の前に行った工事は対象外です。どの工事が対象になるかは市が「助成対象工事の一例」で示しているので、申請前に市で確かめてください。泉州13市町の制度は外壁塗装・屋根の補助金一覧に、泉佐野市の業者と相場は泉佐野市の外壁塗装に、岸和田市は岸和田市の外壁塗装にまとめています。
【PR】見積もりを取る前に、直接依頼と一括見積もりの違い
外壁塗装は同じ工事内容でも業者によって見積額に差が出ます。1社だけで決めず、複数の業者から見積もりを取って比べることをおすすめします。上の業者一覧に直接連絡する方法と、一括見積もりサービスを使う方法の違いは次のとおりです。
| 業者に直接依頼 | 一括見積もり(外壁塗装パートナーズ) | |
|---|---|---|
| 手間 | 1社ずつ連絡し、現地調査の日程を各社と調整する | ウェブで申し込むと電話で相談内容の確認があり、紹介先が決まる |
| 比較のしやすさ | 見積書の書き方が会社ごとに違い、並べて比べにくい | 複数社の見積もりを並べて比べられる |
| 依頼先の探し方 | 自分で業者を探して選ぶ | 自社で施工する塗装会社の中から複数社が紹介される(広告主の案内による) |
- サービス名: 外壁塗装パートナーズ(株式会社ソーラーパートナーズ運営)
- 申込み: ウェブの見積もり依頼フォーム。申込み後に電話で相談内容の確認があります
- 対象: 外壁塗装・屋根塗装。北海道の工事と海外在住の方は対象外。1世帯1回まで
見積もりを比べるときの見方は業者選びのチェックリストにまとめています。

よくある質問(泉州の屋根修理の相場)
- 瓦が数枚ずれただけでも、高額になりますか?
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忠岡町に店舗がある会社Aは、瓦の部分差し替えを5万〜10万円としています。ただし、高い所の作業で足場が要ると、足場代(岸和田市の会社Bの相場で15万〜25万円程度)が加わります。足場が要るかどうかを見積もりで確かめてください。
- スレート屋根は、塗装とカバー工法のどちらがよいですか?
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屋根の状態によって変わります。泉州の塗装店3社の屋根塗装の公開価格は50〜60㎡で税込15.8万〜54.8万円、会社Aのカバー工法は約70㎡で90万〜120万円(足場代は別)です。業者に屋根の状態を見てもらい、塗装で足りるかどうかの理由を聞いてから決めてください。
- 瓦屋根も塗装できますか?
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日本ペイントのスレート屋根用の塗料の製品ページでは、和瓦(いぶし瓦・釉薬瓦など)は「不適」とされています。瓦屋根の修理には、漆喰の取り換えや棟瓦の積み直し、瓦の差し替え、葺き替えなどがあります。
- 台風の後、業者が「瓦がずれている」と訪ねてきました。どうすればよいですか?
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国民生活センターは、突然訪問してきた業者には安易に点検させず、屋根工事はすぐに契約しないよう呼びかけています。不安なときは消費者ホットライン「188」に相談し、自分で選んだ複数の業者に見積もりを頼んでください。
