台風後の屋根点検|泉州で地上から見る所と点検商法・詐欺の注意

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20〜30分
海の上に広がる嵐の黒い雲(イメージ)

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台風が過ぎたら、屋根には登らず、地上と室内から傷みを確かめて写真を残してください。突然訪ねてきた業者には点検をさせず、点検は自分で選んだ業者に、作業の前に費用を確かめてから頼みます。この記事では、2026年10月18日に当サイトが確認した国の研究機関の点検手順、大阪府と泉州の市町の公開資料、国民生活センターの注意喚起をもとに、台風後の屋根の確かめ方と、点検商法(点検を口実に高額な工事を契約させる手口)への備えをまとめます。

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一時停止標識のある日本の住宅街の道路(イメージ)

泉州は台風の強風で屋根が傷みやすい地域。台風21号では泉佐野市で約11,400件が一部破損

2018年9月の台風第21号では、気象庁の速報によると、田尻町の関空島(関西空港)で最大瞬間風速58.1メートルを観測しました。大阪府のまとめ(第30報)では、住家の一部破損は府内で約65,932件で、泉佐野市が約11,400件、堺市が5,509件、岸和田市が約3,389件、和泉市が約2,982件などでした。泉州の13市町すべてに一部破損の記録があります。

国土技術政策総合研究所(国土交通省の研究機関。以下、国総研)は、屋根の強風被害が大きかった地域の例として、平成30年(2018年)の泉佐野市の沿岸部を挙げています。国総研の手順では、海岸線からおおむね200m以内の家を「沿岸部」とし、海からの風をさえぎる物が少ないため、同じ地域(同じ基準風速の区域)の中でも、沿岸部の建物にかかる風の力(風荷重)はそれ以外の場所の約1.6倍になるとしています。基準風速は、過去の台風の記録などをもとに建築基準法で地域ごとに定められた風の強さです。海の近くにお住まいなら、台風の後の確認は特にていねいに行ってください。

家の模型と虫眼鏡(イメージ)

台風の後は屋根に登らず、南大阪の家でも地上と室内から確かめる

国総研は、住んでいる人が自分で行う屋根の確認を「地上からの外観目視」を原則とし、2階建て程度までの家を対象にしています。はしごや脚立で屋根に上がるのは危険なので、庭や道路、ベランダなど足元の安全な場所から見てください。転落事故の注意は雨漏りの応急処置と原因にまとめています。

国総研の手順をもとに、地上と室内から見る所を表にしました。

見る所確かめること(国総研の手順から)
瓦屋根瓦のずれ・割れ・脱落。瓦の並びが波打って見えないか
スレート屋根(薄い板状の屋根材)割れ・はがれ・著しい変色
金属屋根・板金さび、めくれ・はがれ、くぎの浮き
雨どい外れていないか、受け金具が曲がっていないか
天井(室内)雨漏りのようなしみがないか。雨漏りしたことがあるか

国総研は、地上から見て1か所でもずれや割れがあれば、見えない範囲にも同じ傷みがあるかもしれないとしています。金属屋根のめくれやはがれは、そのまま雨漏りにつながる重要な確認点です。

あわせて、家を建ててからの年数と、前回いつ屋根の手入れをしたかを書き出しておきます。国総研の手順では、築10年以上で外から何らかの不具合が見える家は、屋根の弱さを表す指標が最も高い段階になります。周りの家に大きな被害が出た強風の後に点検をしていない場合も、注意する点に数えています。強風被害のおそれが大きい場合は、屋根の設計・施工の専門業者に詳しい診断(耐風2次診断)を頼み、やや大きい場合はその要否を専門業者に相談するよう案内しています。

申請書にペンで記入する手元(イメージ)

傷みを見つけたら写真を残し、泉州の市町の罹災証明の期限を確かめる

傷みに気づいたら、片づけや修理の前に写真を撮ります。泉佐野市は、罹災証明書(災害による家の被害の程度を市町が証明する書類)の電子申請に、建物の全景と被害のあった箇所の写真データが要るとしています。罹災証明の申請期限や方法は市町で違います。期限を過ぎた後などに出る罹災届出証明書は、被害の程度ではなく、罹災の届出をしたことを市町が証明する書類です。

市町申請期限・方法(各市町のページ、2026年10月18日確認)
泉佐野市災害発生日から30日以内なら市職員が現地を確認して罹災証明書を発行。31日以降は罹災届出証明書
岸和田市原則、災害を受けた日の翌日から60日以内。手数料はかからない。軽い被害は写真による判定もある
和泉市原則、罹災後3か月以内。罹災届出証明書は3か月を過ぎても発行できる
岬町原則、災害発生日から3か月
堺市マイナポータル(国の行政手続きのオンラインサービス)で電子申請できる。明らかに軽い被害は写真を付けた自己判定方式もある

ほかの市町にお住まいの場合は、その市町のページで期限を確かめてください。火災保険などの保険金の請求に罹災証明書が要るかどうかは、保険によって違います。岬町は、まず加入している保険会社に要否を確かめるよう案内しています。保険と修理の関係は外壁塗装に火災保険は使える?をご覧ください。申請は契約者本人が行います。

家の玄関の前に立つ人(イメージ)

泉州でも台風の後は、屋根の点検商法と保険を口実にした勧誘に注意

国民生活センターは、自然災害の後は、災害に便乗した悪質商法のトラブルが多くなる傾向があるとしています。屋根工事の点検商法は、「近所で行う工事の挨拶に来た」などと言って突然訪ね、点検の後に「このままだと瓦が飛んでご近所に迷惑がかかる」などと不安をあおって契約させる手口です。2022年度の相談件数は2018年度の約3倍で、契約した人の8割超が60歳以上でした。

国民生活センターが紹介している相談には、次のようなものがあります。

  • 「屋根瓦がずれているのが見えた。3千円で点検する」と言われて頼み、瓦の写真を見せられて約60万円の屋根工事を契約した(地震の後の例)
  • 「近所で工事している」と言うので点検を頼んだが、近所の工事はうそだった
  • ドローンで撮ったという写真を見せられて契約した
  • 台風で瓦がずれ、見積もりのつもりで業者を呼んだら、屋根にビニールシートをかけられて高額な作業料金を示された
  • 「補償対象地域になった」という電話の後に来た事業者と、保険の申請代行の契約をした

市役所など公的機関を名乗って信用させる手口もあると、国民生活センターは注意を呼びかけています。断り方や、契約してしまった後のクーリング・オフ(訪問販売などで、一定の期間内なら契約をやめられる制度)は訪問営業の断り方と悪徳業者の見分け方にまとめています。

白い家の外壁で作業する職人(イメージ)

南大阪で屋根の点検を頼むときは、自分で選んだ業者に、作業前に費用を確かめる

国民生活センターは、突然訪ねてきた業者には安易に点検させないこと、屋根工事はすぐに契約しないこと、保険金を使えるという話に気をつけることを助言しています。自分から点検を頼むときは、次の順で進めると安心です。

  1. 業者は自分で探す。訪ねてきた業者や、電話をかけてきた業者に任せない
  2. 点検の費用と、何をするか(地上から見るのか、屋根に上がるのか)を作業の前に聞く
  3. ブルーシート掛けなどの応急の作業をするときも、始める前に金額を確かめる
  4. 写真を見せられたら、自分の家のどの場所かを説明してもらう
  5. その場で契約せず、複数の業者から見積もりを取って比べる
  6. 保険の話が出たら、業者ではなく加入先の保険会社や代理店に聞く

工事の金額の目安は屋根修理の相場にまとめています。泉佐野市で外壁や屋根の業者を探すときは、泉佐野市の外壁塗装の業者一覧も参考にしてください。

おかしいと感じたら、消費者ホットライン「188」に電話すると、近くの消費生活センターなどを案内してもらえます。住宅リフォームのトラブルや工事費用は、住まいるダイヤル(住宅リフォーム・紛争処理支援センターの相談電話。0570-016-100)にも相談できます。

【PR】見積もりを取る前に、直接依頼と一括見積もりの違い

外壁塗装は同じ工事内容でも業者によって見積額に差が出ます。1社だけで決めず、複数の業者から見積もりを取って比べることをおすすめします。上の業者一覧に直接連絡する方法と、一括見積もりサービスを使う方法の違いは次のとおりです。

業者に直接依頼一括見積もり(外壁塗装パートナーズ)
手間1社ずつ連絡し、現地調査の日程を各社と調整するウェブで申し込むと電話で相談内容の確認があり、紹介先が決まる
比較のしやすさ見積書の書き方が会社ごとに違い、並べて比べにくい複数社の見積もりを並べて比べられる
依頼先の探し方自分で業者を探して選ぶ自社で施工する塗装会社の中から複数社が紹介される(広告主の案内による)
  • サービス名: 外壁塗装パートナーズ(株式会社ソーラーパートナーズ運営)
  • 申込み: ウェブの見積もり依頼フォーム。申込み後に電話で相談内容の確認があります
  • 対象: 外壁塗装・屋根塗装。北海道の工事と海外在住の方は対象外。1世帯1回まで

複数の塗装店の見積もりを比べる

見積もりを比べるときの見方は業者選びのチェックリストにまとめています。

書類の上に置かれたペン(イメージ)

よくある質問(泉州の台風後の屋根点検)

台風の後、屋根に上がって確かめてもよいですか?

国総研の手順では、住んでいる人の確認は地上からの外観目視が原則です。屋根の上での確認は、屋根の専門業者に頼んでください。

「瓦がずれているのが見えた」と業者が訪ねてきました。点検を頼んでもよいですか?

国民生活センターは、突然訪ねてきた業者には安易に点検させないよう助言しています。気になるときは、地上から自分で確かめて写真を撮り、自分で探した業者に点検を頼んでください。

罹災証明書はいつまでに申請すればよいですか?

市町で違います。たとえば泉佐野市は災害発生日から30日以内なら現地を確認して罹災証明書を出し、岸和田市は原則60日以内、和泉市と岬町は原則3か月です。お住まいの市町のページで確かめてください。

点検の後に契約した工事を、やめることはできますか?

国民生活センターは、クーリング・オフ等ができる場合もあるとしています。契約書を手元に置いて、消費者ホットライン「188」に相談してください。