外壁塗装に火災保険が使えるのは、台風で飛んできた物で外壁が壊れたなど、偶発的な事故による損害を直す場合に限られます。年数がたって出てきた色あせやひび割れ(経年劣化)を塗り替える費用は対象になりません。この記事では、損害保険会社でつくる業界団体(以下、損保業界団体)や国民生活センター、泉州の市町の公開情報をもとに、使える条件、請求の順番、訪問営業への注意点、市の補助金との違いをまとめました(2026年10月5日確認)。
対象になるかどうかや金額は、契約の内容と保険会社の調査で決まります。当サイトは可否を判断する立場ではないので、手続きは加入先の保険会社・代理店に確認してください。
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泉州で外壁塗装に火災保険が使える条件は「台風などの偶発的な損害」、経年劣化は対象外
損保業界団体は、自然災害による住宅の損害は多くの場合、加入しているすまいの保険(火災保険、地震保険等)で補償されると案内しています。一方で、自然の消耗もしくは劣化、性質によるさびなどによって生じた損害は支払いの対象にならない、とも明記しています。
同団体の火災保険の説明では、住宅総合保険と住宅火災保険のどちらも「風災・ひょう災・雪災」を補償の項目に含み、一部自己負担額がある場合もあるとしています。風災とは台風や暴風など強い風による損害、自己負担額とは損害のうち契約者が負担する金額のことです。
| 外壁の状態 | 火災保険の扱い |
|---|---|
| 台風の飛来物で外壁が割れた、強風で外壁材がはがれた | 風災として対象になり得る(契約内容と保険会社の調査による) |
| 色あせ、チョーキング(触ると白い粉が付く状態)、年数による細かいひび割れ | 対象外(自然の消耗・劣化) |
| 損害はあるが契約の自己負担額を下回る | 支払われない場合がある |
つまり「塗り替え時期だから火災保険で塗装したい」という使い方はできず、使えるのは台風などで実際に壊れた箇所を元に戻す修理です。請求は契約者本人が加入先の保険会社・代理店に連絡して進めるもので、業者に任せきりにしないでください。

泉州で対象になりやすい損害は台風の風災|2018年台風21号では13市町すべてに住家被害
平成30年(2018年)9月4日の台風第21号は、気象庁の報告によると12時頃に徳島県南部に上陸し、14時頃に兵庫県神戸市に再び上陸しました。田尻町の関空島(関西空港)では最大瞬間風速58.1メートルを観測しています。
大阪府の被害まとめ(第30報、2018年12月25日現在)によると、府内の住家の一部破損は約65,932件で、泉州13市町はすべて含まれています。市町別の件数は次のとおりです。
| 市町 | 住家の一部破損(件) | 市町 | 住家の一部破損(件) |
|---|---|---|---|
| 堺市 | 5,509 | 貝塚市 | 約650 |
| 高石市 | 約1,297 | 熊取町 | 約1,687 |
| 泉大津市 | 1,977 | 泉佐野市 | 約11,400 |
| 忠岡町 | 約723 | 田尻町 | 約800 |
| 和泉市 | 約2,982 | 泉南市 | 約2,447 |
| 岸和田市 | 約3,389 | 阪南市 | 約666 |
| 岬町 | 約260 |
泉州の多くの家が、この台風で何らかの被害を受けたことが分かります。
請求には期限があります。保険法第95条は、保険給付を請求する権利は、行使することができる時から3年間行使しないときは時効によって消滅すると定めています。外壁の割れやはがれに気づいたら早めに保険会社へ連絡し、期限の数え方や契約ごとの扱いは約款(契約の決まりを書いた文書)と保険会社に確認してください。

泉州で台風の被害に気づいたら、先に保険会社・代理店へ連絡し、業者との契約は後にする
順番が大切です。損保業界団体は、住宅の修理を業者と契約する前に、契約している損害保険会社または損害保険代理店へ相談するよう呼びかけています。先に問題のある修理業者や保険金請求代行業者と契約すると、保険金が支払われずに修理代金を自己負担したり、高額な解約手数料を要求されたりするトラブルがある、としています。
阪南市も、全てが火災保険の対象になるとは限らないとして、まずは加入先の保険会社に相談し、調査費用・修理費用・解約手数料等を契約前に確認して、複数の事業者から見積りを取るよう呼びかけています。
進め方を公開情報の範囲で整理すると次のとおりです。
- 加入先の保険会社・代理店に連絡する:請求は契約者本人が行います。必要な書類や損害の確認方法は保険会社の案内に従います
- 修理の見積もりは複数の業者から取る:1社の説明だけで決めず、調査費用・修理費用・解約手数料を契約前に確認します。市町別の業者の公開情報は堺市の外壁塗装や岸和田市の外壁塗装、和泉市の外壁塗装のページにあります
- 保険金の扱いが決まってから工事を契約する:見積もりの全額が支払われるとは限りません。国民生活センターの相談事例には、事業者が約400万円の見積もりを出したものの、保険会社の鑑定人から見積金額全額は出ないと言われたものがあります
国民生活センターは、うその理由で保険金を請求することはやめるよう呼びかけています。壊れていない箇所を壊れたことにする申請をすすめられても応じないでください。見積書の確認項目は外壁塗装の業者選び方のチェックリストにまとめています。

「保険金で修理代をまかなえる」という訪問営業は、泉州でも秋の台風シーズンに増える
国民生活センターは2020年10月1日、保険金を使って住宅修理ができると勧誘されてもすぐに契約しないよう呼びかける注意喚起を公表しました。この種の相談は2019年度に2,684件と2010年度(111件)の約24倍に増え、近年は近畿地方など他の地域でも増えているとし、事業者による勧誘・契約は10月前後の秋台風シーズンに増加する傾向があるとしています。消費者庁の長官も2021年7月28日の記者会見で、この種の相談が2020年度に前年度の約2倍の5,400件超で、毎年60歳以上の方からの相談が約7割だと述べています。
トラブルの中身は手数料と違約金です。公開されている相談事例は次のとおりです。
- 国民生活センターの事例:事業者が約400万円の見積もりを出して保険申請をすべて行ったが、保険会社の鑑定人からは見積金額全額は出ないと言われ、書類には工事をしない場合は違約金として保険金の5割を支払うと書いてあった
- 損保業界団体の事例:「当社で工事をしなかった場合は、保険金の4割を支払ってもらう」と言われ、書面はすべて業者が持ち帰って手元にない
- 損保業界団体の事例:「完全成功報酬型で、保険金が支払われた時にのみ保険金の30%を請求する」という申請の手伝いの契約をし、下りた保険金100万円に対して30万円の報酬を求められた
訪問営業の見分け方と、泉州13市町の消費生活センターの電話番号は外壁塗装の訪問営業と悪徳業者の見分け方にまとめています。保険金に関する勧誘で困ったときは、損保業界団体の「保険金に関する災害便乗商法相談ダイヤル」(0120-309-444)にも相談できます。消費者ホットライン「188」も近くの消費生活センターなどを案内しています。

火災保険と泉州13市町の補助金は別の仕組み|外壁塗装が対象工事の例に載る市の助成は泉佐野市で確認
火災保険と市の補助金・助成金は混同されやすいですが、別の仕組みです。保険は契約にもとづいて偶発的な損害を補償するもので申し込み先は保険会社・代理店、補助金は市が決めた条件に合う工事に市が交付するもので申し込み先は市の担当課です。
堺市・岸和田市・和泉市の助成金の有無は当サイトの市区町村ページに確認先を載せており、ほかの市町はお住まいの市町のサイトで確かめてください。泉佐野市の住宅リフォーム助成事業は、市が公開している助成対象工事の一例に「外壁の張替えや塗装工事」と「屋根、屋上等の葺き替え、塗装、防水工事」が「△」(共同住宅等は除く)として載っています。令和8年度の申請受付は令和8年4月1日に始まり、補助対象工事費用の10%(最大10万円)が交付されます。施工業者は泉佐野市内に本店を有する法人か泉佐野市内に住所を有する個人業者に限られ、助成金の交付決定前に行われた工事は対象外です(2026年10月5日確認。担当は都市計画課 072-447-8124)。
一例の表は適否を○・△・×で示していますが、△の意味の説明は表にありません。対象になるかは申請の前に市の担当課に確認してください。火災保険も補助金も、契約や工事の前に連絡するという順番は同じです。
【PR】見積もりを取る前に、直接依頼と一括見積もりの違い
外壁塗装は同じ工事内容でも業者によって見積額に差が出ます。1社だけで決めず、複数の業者から見積もりを取って比べることをおすすめします。上の業者一覧に直接連絡する方法と、一括見積もりサービスを使う方法の違いは次のとおりです。
| 業者に直接依頼 | 一括見積もり(外壁塗装パートナーズ) | |
|---|---|---|
| 手間 | 1社ずつ連絡し、現地調査の日程を各社と調整する | ウェブで申し込むと電話で相談内容の確認があり、紹介先が決まる |
| 比較のしやすさ | 見積書の書き方が会社ごとに違い、並べて比べにくい | 複数社の見積もりを並べて比べられる |
| 依頼先の探し方 | 自分で業者を探して選ぶ | 自社で施工する塗装会社の中から複数社が紹介される(広告主の案内による) |
- サービス名: 外壁塗装パートナーズ(株式会社ソーラーパートナーズ運営)
- 申込み: ウェブの見積もり依頼フォーム。申込み後に電話で相談内容の確認があります
- 対象: 外壁塗装・屋根塗装。北海道の工事と海外在住の方は対象外。1世帯1回まで
見積もりを比べるときの見方は業者選びのチェックリストにまとめています。

よくある質問(泉州の外壁塗装と火災保険)
- 築年数がたって色あせやひび割れが出てきました。火災保険で塗り替えできますか?
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損保業界団体は、自然の消耗もしくは劣化、性質によるさびなどによって生じた損害は支払いの対象にならないとしています。塗り替えの費用は自己資金で計画し、目安は泉州・南大阪の外壁塗装の相場を参考にしてください。
- 台風で外壁が壊れました。いつまでに保険会社へ連絡すればよいですか?
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保険法第95条では、保険給付を請求する権利は行使できる時から3年間行使しないと時効によって消滅すると定められています。契約ごとの扱いは約款で決まるため、気づいたらすぐ加入先の保険会社・代理店に連絡し、期限もあわせて確認してください。
- 訪問してきた業者に「保険の申請を代行する。手数料は保険金の3割」と言われました。普通のことですか?
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契約する前に、加入先の保険会社・代理店に相談してください。損保業界団体は、保険会社や代理店に連絡する前に保険金請求代行業者と契約するとトラブルになることがあるとし、保険金100万円に対して30万円の報酬を求められた相談事例を公開しています。
